本の目次とWEBデザイン
本の目次や見出しは、書籍にはなくてはならない存在である。どのページに何が書いてあるのか、どんな内容が書かれているのかが一覧になっていてとてもわかりやすい。いわば本の自己紹介のような役割を担っている。
本の章立てや目次、サブ見出しを見ているとWEBサイトの構造に似ていると感じた。
【タイトルとサブタイトル】
本の目次には章ごとのタイトルと、その章の中に書かれている内容をサブ見出しとして書かれている。WEBデザインも同じで、タイトルの下に内容の小見出しが書かれている事が多い。
画像引用元:https://www.tdg.ac.jp
【目次の役割】
目次の役割自体はWEBデザインのグローバルナビゲーション(メインメニュー)と同じであると感じた。グローバルナビゲーションは、ページが変わっても一貫して設置されたリンクである。本の目次も、読みたい内容にはページ数が記載されており目的のページに一気に飛べることからWEBデザインのグローバルナビゲーションと共通した役割を担っている。
【前付けと表紙、奥付】
本の最初には、「はじめに」「プロローグ」などといった前付けがついている。著者がどのような思いで本を書いたのかや、物語の序章前に書かれる導入部分などが主に書かれる。これはWEBデザインにおけるヘッダーと似ている。サイトの顔として最初に印象を伝えることにおいては、前付けだけでなく本の表紙もその役割を担っていると思う。
また、本には必ず奥付があり本の基本情報が記載されている。これはWEBデザインにおけるフッターと役割が似ている。会社概要や発行者、著者などの情報が記載されていることや、問い合わせの電話番号、出版社のURLなどが記載されていたりと本の大元の所属情報が一括で見ることができる。
【まとめ】
本とWEBデザインは紙とデジタルで一見何の関連もなさそうな媒体同士だが、細かく構造を見ていくと共通点が多く見つかった。WEBデザインにおける各構造の役割は本だけでなくさまざまな媒体でも応用されていると考察し、これから色々なデザインについて観察してみることにする。
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