「ゴッホ・インパクトー生成する情熱」展
ポーラ美術館で開催されている「ゴッホ・インパクトー生成する情熱」展へ行ってきた。
この展覧会ではゴッホの絵と生涯、そしてゴッホに影響を受けた芸術家たちの作品が多数展示されている。
日本でゴッホが流行したのは戦前で、雑誌『白樺』で掲載された複製図版を通して当時の芸術家たちが理解を深めていったことなど、初めて知ることが多々あった。
今回の展示で特に印象に残ったのが森村泰昌さんの《エゴ・シンポシオン》(2016-2017)という映像作品。森村さん自身がゴッホと弟のテオを演じ、7分間ゴッホの内面についての森村さんの解釈が語られる。
37歳でこの世を去ったゴッホ。生前には評価をされなかった苦悩と孤独の中に生きた姿が痛々しいほどに伝わった。絵と画家の人生について深く考えるきっかけとなった。
0コメント