デパ地下の工夫

デパ地下ではさまざまな工夫がされている。新宿伊勢丹のデパ地下に行って、デパ地下の特徴や工夫などを観察して、WEBデザインをする上で共通しているところがあるか考察してみた。

【ブース分け・匂い対策】

まずはこちらのフロアマップを見てみると、食品カテゴリーごとにエリア分けされているのがわかる。匂いの強いものや広がりやすいものをひとまとめにすることで、他の食品の匂いと混ざらないように工夫されている。

また、フロア案内ではエリアごとにイメージに合った色で色分けをすることで、マップを見る人に視覚的にわかりやすく伝える工夫が施されている。

【配置スタイル】

エリアごとに棚の高さや商品を配置するスタイルが異なっていることに気がついた。

和菓子のブースでは低めで四角い棚となっているのに対し、肉屋では顔がやっと出るくらいの高めの棚で商品が陳列されている。また、棚だけでなく商品配置の仕方も異なっており、グローサリーや生鮮食品売り場では「マーケットスタイル」と言ってスーパーのような陳列の仕方であった。

【視線誘導】

棚をよく見てみると、ただ陳列するだけでなく棚内に照明がきちんと当たって商品に視線がいくよう工夫が施されている。それによって商品が美味しそうに見え、購買意欲が湧くのではないだろうか。

売り出したい商品やおすすめ品、季節の商品などは値札以外にPOPが設置されていた。配置も、目線が行きやすい上段や手前に陳列されていることが多く、買い手に見やすい位置に意図的に置いているように感じた。

【まとめ】

ただの食品売り場といっても、買い手に購買意欲を湧き立たせるためにさまざまな工夫がデザインされていることがわかった。特に、おすすめ品を上段や手前に配置することはWEBデザインにおいての「ヘッダー」の役割と似ていると思った。POPを併設してさらに商品を強調することも、WEBデザインにおいて目立たせたい箇所などに色をつけて強調することと似通っているところがある。

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