渡辺徹アナログ展

2025年4月16日(水)〜20日(日)に開催されている「渡辺徹アナログ展」を見に行った。

渡辺先生は東京デザイナー・アカデミーに40年程講師として勤められ、学生が提出する課題を先生自身が作成し課題見本を見せるという授業スタイルをとっていた。今回はその作例を集めた展示で、全てがアナログで描かれた作品が並ぶ。


ロットリングという製図用のペンで描かれた緻密な線が1mm程度の間隔で並ぶ様子がとても美しい。線の幅を調整してモチーフごとに立体感を生み出し、遠近感がはっきりと伝わる。

私が特に勉強になったのがイラストレーションの表現方法を変えた作例。同じイラストでも色や明暗、補色などを効果的に使用することで、こんなにも与える印象が変わるのかと感心ししばらく見入ってしまった。

これからデザインを学ぶ学生として本当に見に行ってよかったと感じた展示だった。

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